今多くの飼い主が去勢手術を行う場合が多いです。
愛犬の子犬であればかわいいと思い、大事に育てたいと思うでしょう。
しかし、実際は一回の出産で小型犬1匹から5匹ぐらい、大型犬の場合は10匹も出産します。
そのまま飼い主が育てるのも大変な環境で、さらに新たな飼い主を見つけるもの大変です。
また予想外の妊娠によって愛犬が苦しんでしまうケースもあります。
例えばミニチュア・ダックスは交尾の相手が決められています。
チワワも出産する際に帝王切開でのリスクが高い犬種です。
そのため予期せぬ妊娠によって、愛犬自身に大きな負担がかかります。
デメリットだけではなくメリットとしては、問題行動が減るということです。
メスの場合はそわそわするなど精神的不安の解消につながり、乳がん腫瘍のリスクが減ります。
オスの場合は、暴走行為や喧嘩などをせず落ち着いた性格になり、前立腺肥大や精巣腫瘍のリスクが低くなります。
これらの理由から生後6カ月ぐらいから去勢手術を受ける場合が多いです。
大型犬になればなるほど、去勢手術の時期は遅くなります。
去勢した後に注意しなくてはいけないのが食事の与え方です。
なぜなら去勢した犬は、性機能が働かなくなることでホルモンバランスが崩れてしまっています。
そのため一時的に食欲がなくなってしまう場合もあります。
食事がしやすいようにふやかしてあげるなど対策をとりましょう。
そして症状が落ち着いてきたら今度は、ドッグフードの量を減らしましょう。
なぜなら去勢した分、エネルギーの消費量が低下してしまうため、今まで通り与えているとカロリーオーバーで太ってしまいます。
量が少ないことに不満を感じているようであれば、去勢用のドッグフードを選びましょう。
去勢用であれば、カロリーを抑えて作られているため、今までと同じ量を与えることができます。
去勢していない犬の場合は、年齢に応じて子犬用または成犬用のドッグフードを与えていきましょう。